ふれこん、ラブコンなどのパンフレットに
舟木さんの書かれるポエムが大好き
あれを読みたくてパンフを買ってるようなもの・・・
集めてみました〜ヽ(´▽`)/

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     透きとおる あなたのうなじ
      おくれ毛の はかない細さ
       くちびるを かすめて落ちた
      ためいきの 熱いかがやき
       なによりも 遠いまなざし
      ―――想い出と 呼んでしまえば
      せつなさも やわらぐけれど
       ころころと 心を鳴らす
      鈴の音に 揺れては寄せる
         初めての 恋のときめき


                            
KAZUO
                          *2016.5 Lovely Concert No.28*


    さまざまな想いを 歌にのせる
      ライトの中で 弾けて溶けて
       あのひとの 胸におちる
      涼やかな 波紋のように
        広がって 揺れて ただよう
    この歌は 心の手紙
      ひらひらと 言葉が舞って
        あのひとの 夢に届く
    出逢うこと 別れることの
      透みきった 風景(けしき)のなかに
        時は逝き 時は戻る
      ―――またひとつ 歌が生まれる

                          
 KAZUO
                       *2016.9 Friend Concert No.75*


     つるべ落としの 茜の空は
       故郷ごころの 切り絵のページ
      おーい雲 おーい雲
         呼びかける この想いは
      初恋に届くだろうか
         幼なじみの 春・夏・秋・冬
       今更に 胸を刺して
          ころころと 涙をさそう
     おーい花 おーい夢
           何処に咲いて
                何処へ逝った

                            KAZUO


                           *2016.11 ―風 アダルトに*


                      
     あなたと わたしの
        こ・こ・ろ のなかで
       どんな季節が めぐったろうか
       いくつ季節が 逝っただろうか
     青春(はる)に抱かれ 夏を駆けぬけ
       秋の空に 豊かさを識り
         きびしい冬に 耐えながら
           早春に咲く 野花のタネを
           両手でそっと あたためて
     想い静かに つなげた こ・こ・ろ
      ――それは歌 それは言葉
        誰にも見えない ふたりの季節
        「1/2世紀を超えた・・・・・・絆」


                              
KAZUO
                            *2017.3 Lovely Concert No.29*


      
      季節風(は る)
        夏の(いろ)をはこんでくる
   そのたびに 想いは翔んで
      十八才の夏を 太陽を仰ぐ
   あなたとわたしの
        眼ざしが絡んで
    あの夏は 太陽は
     果てしない 炎を呼んだ・・・
   そして、少年と少女は
     青年に 乙女になって
   いつのまにか 大人になった
   ―――あの太陽を抱いたままで
        今もなお 燃える心で
   
     
                           
   KAZUO
 
                      *2017.7 Friend Concert No.76*



    風のむこうに
         あの頃が遊ぶ
    遠く近く
         あやふやな記憶が逝く
    
    おーい 故郷
           おーい あいつ
    振りむきもせず
           君はおぼろに―――

    来た道の 深いぬくもり
         行く道の 浅いとまどい
    もう少し 抱いてみようか

                             KAZUO
                  *2018.4 Lovely-Concert  No.30*


   
「歌がふりそそぐ」
   ―――そんな時間(とき)を あなたに届けたい
    歌はやさしく あたたかく
     あるいは 昨日のいたみに沁みて
      途切れたはずの 涙をさそう
    明日(あした)を望む 想いにふれて
         熱い心の 扉を開く
   歌があり わたしはときめき
    歌があり あなたはほほえむ
    この路の花々は
       すべての日々の 風に薫り
    「生命(いのち)のかぎり」に 咲いてくれる
        
                           
   KAZUO

                       *2018.8 Friend Concert No.77*



    「今は もう秋
            誰もいない海――」
     そんな歌があるね
      幾度かは 口ずさみもした
    また秋が来たね
         そして すぐに冬隣
    五、六才の頃に その横顔を知って
      もう飽きるほどに
        その背中を 見てきたよ
    春も夏も冬も
        同じだけの数が 逝った
     「秋」  いいね
          ・・・・・おだやかでね


                            KAZUO


                           *2018.11 ―風 アダルトに*