見た!聴いた!

去年も例年の半分耳れなかったけど、今年はどうかなぁ・・・
映画を楽しるようになって欲しいと祈ります。


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  映画「ルイス・ウェイン」   2021年 イギリス   111分

猫をモチーフにした絵で人気を集めたイギリスの画家ルイス・ウェインの生涯を描いた伝記映画です。
ルイス・ウェインをベネディクト・カンバーバッチが演じています。
上流階級に生まれたルイスは父を早くに亡くし、母と姉妹5人を絵をかきながら養っていました。その頃は主に肖像画を書いたりペットの犬の絵をかいたり、挿絵を書いたりして収入を得ていました。その頃家にやってきた妹たちの家庭教師エミリーと恋に落ちてしまいます。しかし彼女は一般家庭の娘、上流階級のルイスとは身分が違うと母や姉たちの反対を押し切り結婚し2人で暮らし始めますが、絵をかきながら家族への仕送りも続けています。そんな時、エミリーががんの末期であると宣告されてしまいます。絶望にいたエミリーは家の近くで捨てられていた子猫を拾ってきてピーターと名付け2人でかわいがって育てますが、やがてエミリーは亡くなってしまいます。ルイスは残された猫のピーターをエミリーの身代わりのように可愛がりやがて猫の絵以外は描かなくなってしまいます。更にルイスはお金に無頓着で絵を描くことしか考えず、イギリスで猫の絵が絶賛され人気を博しても彼の生活は豊かになりませんでした。ルイスはあるときアメリカにわたり猫の絵を描き続けますが、当時はペットは犬しか認めない人が多く、ルイスの絵によって猫が可愛いものでペットになると気づき始めた人が増えてきます。そしてアメリカでも猫の絵が評判を博しますが、その頃母が亡くなりイギリスにもどることになります。やがて家族をまとめていた姉も亡くなり彼は精神に異常をきたし、病院には入れられてしまいますが、猫の絵を描くことだけは止めません。そんな時昔犬の絵をかいてもらった縁である男性が訪ねてきます。かれの悲惨な生活を知り、有名な猫の絵の作家のための募金を募ります。やがてルイスはそのお金で王立の病院に入院することができ、生涯猫の絵を描き続けて亡くなります。彼がいなければ猫はペットになっていなかったのではないかと言われているそうです。でも、今彼の猫の画集が無料で出ていたりしているので相変わらず彼の絵の版権はどうなっているのでしょう。誰か彼に版権というものがあることを教えてあげていれば彼の人生はもう少し豊かになっていたのではないかと思います。不器用な生き方しか出来なかったけれど愛し続けることができたエミリーに出会えたことと猫に出会えたことが彼には唯一の幸せだったのでしょう・・・。ベネディクト・カンバーバッチの演技、素晴らしかったです。地味だけどすごく良い映画だったと思います。猫はたくさん出てくるけど猫の映画ではありません。彼の猫の絵を買おうかと思うけど今更買ってもねぇ・・・

2022年12月2日(金)   大阪ステーションシティシネマ


    映画「ザリガニの鳴くところ」   2022年 アメリカ  125分 

全世界で累計1500万部を売り上げたディーりア・オーエンズさんの同名ミステリー小説の映画化です。

ノースカロライナの湿地帯で地元のお金持ちの青年が死体で発見されたところから物語が始まります。
犯人として逮捕されたのは「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯でひとり暮らす少女カイア、彼女はもともとは両親や兄弟とともにこの湿地に暮らしていましたが、やがて母が出ていき、兄弟や父も出て行ってひとりで学校にも行かず暮らしてきたのです。町に出ても誰も助けてはくれず一人湿地で生きるすべを学び暮らしてきました。でも町でお店を開いている夫婦だけが唯一彼女の味方でした。そんな彼女がある時湿地で鳥を観察している青年に出会います。そこから彼女の運命が狂い始めます。逮捕されたカイアはだれにも心を開かずにいたところ、一人の年老いた弁護士が彼女にやさしく接してきて弁護を引き受けます。そしてやがて彼女はその弁護士に数奇な生い立ちを語り始めるのです。鳥の観察をしていた青年と徐々に親しくなったカイアは彼から文字や計算などを習い始めます。彼女は絵が上手で湿地で生きる小さな虫や動物たちを詳しく観察して絵とともに説明も書いたものをいっぱい持っていました。やがて青年は大学へ行くために町を離れますが、その時必ず戻ってくるからと約束して行きます。それと彼女の湿地の観測した絵を出版社に見せるようにとメモを残していきます。ところが青年は戻ってきませんでした。人間不信になった彼女に地元の金持ちの青年チェイスが近寄ってきて結婚しようと言います。しかし彼には婚約者がいることを彼女は知りません。やがてチェイスは思うようにならない彼女に暴力をふるい意のままにしようとします。そんな時帰ってこなかった青年が彼女の前に現れ、チェイスには気を付けたほうが良いと忠告するのです。彼女の絵は出版社に認められ図鑑の出版が決まります。そんな矢先、殺人事件の犯人にされてしまうのですが・・・ここからの裁判のようすと、その後の彼女の人生。そして最後の最後にエッ(◎_◎;)そうだったの??!!となる何かが起こります。まあ大どんでん返しとまではいかないし、途中からあ~そういう事かと想像ができてしまう結末ではあったけど、多分小節で読むほうが面白かったのではないかと思います。
ノースカロライナにあんなに広い湿地があったなんてすごいです。確かにノースカロライナは山もなく森ばかりのところのようだけど湿地がきれいでちょっと怪しい感じでこのお話の舞台にはピッタリかも。
有名な俳優さんは出てないけどカイア役の女優さん大熱演です。全体としてはまあまあの映画かな(^・^)

2022年11月26日(土)   大阪ステーションシティシネマ


    映画「チケット・トゥ・パラダイス」   2022年  アメリカ  104分

「オーシャンズ」シリーズ以来の共演のジョージクルーニーとジュリアロバーツ
20年前に離婚した夫婦ディビッドとジョージア、その後も必要な時には会うけどいつも喧嘩ばかり。
今回は娘の大学ロースクール卒業式で久しぶりに会うことになり、そこに向かう飛行機の中からもう喧嘩勃発。かなりのコメディータッチです。卒業式を終えた娘リリーは友達と二人で卒業旅行にバリ島に出かけてしまいます。それを見送る二人も又空港で喧嘩(+_+) 二人の心配をよそに娘は旅立っていきますが数日後娘から結婚すると連絡が来ます。そこで又大慌てでバリ島に向かう二人。娘は弁護士になる夢を捨てて現地で海藻の栽培している青年に海で漂流しそうになったところを助けられ、一目ぼれして結婚すると言います。それを何としても阻止しようと奮闘する二人。ジョージアには付き合っているパイロットがいますがその彼もやってきて大騒動です。結婚を阻止しようとする二人、島で生まれ育った青年家族に迎えられ楽しく暮らし始めているリリー、娘のことを話し合ううち喧嘩ばかりの二人が少しずつ変わっていく様子、ついにプロポーズしたパイロットの彼とジョージアはどうなるのか…。ついつい親の目線で見てしまい娘の結婚がうまくいくか心配になる私。何とか2人が元さやになれば良いのに…とか思いつつ(;^ω^)
バリ島の現地の人の面白い習慣や、バリ島で栽培される海藻が日本に輸出されているという事も初めて知りました。断固反対していた結婚だけど娘たちを見ていて昔の自分たちのことを思い出すデイビッドとジョージア・・・どんちゃん騒ぎのコメディーの中にほんわかとさせるペーストも入ってとても良い映画だったと思います。コロナ化で心がいささかささくれている昨今、こういう悪い人が全く出てこないお話はほっとしますねぇ。ジョージクルーニーは白髪にはなったけど相変わらずかっこ良い(^・^) ジュリアロバーツはかなり老けたなって印象、でも二人のどこまでがセリフでどこからがアドリブかわからない言い合いのシーンは楽しい。エンドロールとともに映されるNGシーンの数々がかなり面白い。さすがベテラン二人の掛け合いは良く気が合っていて最高でした。

2022年11月6(日)   大阪ステーションシティシネマ


    映画「千夜、一夜」     2022年 日本   126分

テレビで短い予告を見てなんとなく見てみようかなぁ・・・と思って見てみた。
田中裕子さんと尾野真千子さんの映画です。
新潟の漁村を舞台にして、そこに住む登美子を田中裕子さん、夫が失踪して30年、ひとりで待ち続けている。そこに2年前に夫が失踪したという奈美(尾野真千子さん)がやってくる。
漁協で働きながら淡々と暮らす登美子と、新しい生活を始めようとする奈美
登美子に思いを寄せる幼馴染の春男(ダンカンさん) それらの人々の日常を描きながら待ち続ける登美子の心理と奈美の思いを交錯させて描いてある感じかなぁ。
特になぜ待つのかという登美子の気持ちは語られるわけでもないが奈美が新しい生活をしたいという思いは結構はっきり描かれている。 まあ、とりわけ山もなく谷もなく、ダラダラとした日常を描いている感じ?見る人になぜ待ってるのか待たないのか考えてって感じか?
この映画の監督さんはドキュメンタリーが専門だった久保田監督、日本では毎年8万人近い人が失踪しているという事実に着想を得て制作されたものだそうです。
う~ん、暗い映画かな。

2022年10月18日(火)   シネリーブル梅田


    映画「エルヴィス」   2022年 アメリカ   159分

私の年ならみんな知ってるプレスリーの伝記映画です。
エルヴィスをオースティン・バトラー、エルヴィスのマネージャーをトム・ハンクスが演じています。
キングオブロックンローラーを言われたプレスリーですが、あんなに世界にファンがいながら1回も海外に出てことがないのだそうで、映画を見てビックリした一つです。ソロアーティストとしては世界で一番売れたシンガーでギネス登録されていて、いまだに破られていないそうです。皮肉なことに1日で最レコードが売れた記録は死の翌日だそうです。短い歌手生活で5億枚以上のレコードを売り上げたって、すごすぎます。
そんな彼は42歳という若さで謎の死を遂げています。
保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れた彼のパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまう。ふるさとメンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになったが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーは逮捕されるのを恐れてエルヴィスに彼らしいパフォーマンスを阻止しようとするが、彼はそれを振り切って自分の思いに素直にしたがってエルヴィスらしいライブをやってのける。それがさらに熱狂を生み今なお語り継がれるライブになった。このマネージャーがエルビスの人生を大きく支配して彼の生き方を思うがままにしてしまう。エルビスがとても可愛そうで切ない映画になっていました。お金も生き方もすべてマネージャーに牛耳られたエルビス、最後は謎の死を遂げてしまいます。この亡くなり方がマイケルジャクソンととても似ています。亡くなったのちにこのマネージャーがエルヴィスから着服した金額も明らかになり、遺族と示談で決着したというようなテロップが出ていました。そのとんでもなく悪い奴をトムハンクスがめちゃくちゃ嫌らしく演じていて、さすがって感じです。彼がいなければ、ビートルズもクィーンもいなかっただろうとまで言われたエルヴィス、もっと世界で思うように活躍したかったと思うと、ちょっと切ない映画でもありました。

2022年7月2日(土)  大阪ステーションシネマ



Fantastic Orchestra

 
2022年6月12日(日)
河内長野
ラブリーホール・大ホール
  ~名シーンがよみがえる、珠玉の映画音楽~

今日は関西フィルハーモニー管弦楽団、指揮藤岡幸夫さんの演奏会です。
河内長野市にあるラブリーホールの30周年の催しのようです。関西フィルのコンサートなのに4000円なんて破格の金額でびっくりです。
いつも1年1回恒例の映画音楽のコンサートがシンフォニーホールでありますが、それよりはかなり新しい曲ばかりです。とりあえず曲目を

第一部 ~傑作映画のテーマ曲を
♪ミッション・インポッシブル
♪スターウォーズ
♪ハリーポッターと賢者の石
♪タイタニックメドレー
♪パイレーツ・オブ・カリビアン
♪ジュラシックパーク
 
第二部 ~ミュージカル映画から~
♪雨に唄えば
♪レ・ミゼラブル メドレー
♪ラ・ラ・ランド  メドレー
♪アラジンよりホール・ニュー・ワールド
♪美女と野獣 関西フィルスペシャルメドレー

アンコール ♪インディージョーンズのテーマ











この中の雨に唄えばとラ・ラ・ランドの2曲ではこのホールが主催するミュージカルスクールの方たちのダンスがありました。オーケストラの前のわずかなところだけどそこで結構な人数の人達が踊ります。中学生くらいの人から大人までいたように思います。最初から書いてあったんだけど、実際に見てみるとはっきり言って邪魔(+_+) せっかくのオーケストラの演奏が聞こえずらい、飛んで降りるときのドタバタの音が大きい、音楽に合ってなくてバラバラ、まだスクールで練習中のアマチュアであることを差し引いても、この日のために死ぬほど練習してきたはずなのに、あまりにもバラバラ、音楽は何のためにあるのか?なぜ合わないかが分からんくらい…。厳しく見過ぎだとは思うけど、前でドタバタされて音楽が聞こえないのが残念。先日トニー賞の映像を見てしまったので・・・そんなものと比べるのが間違いなんだけどそれにしても(>_<) さらにびっくりのびっくりなことがあった。数えきれないくらいオーケストラの演奏も色々なコンサートも聞きに行ってるけど、初めての光景を見た。それはハリーポッターのとき、あの最初のオルゴールのような音色、魔法の世界へいざなってくれそうなあの繊細な音、チェレスタという楽器だそうでわざわざこの曲のために用意しましたと藤岡さんが言われました。その音がなり始めてすぐにゴトンと大きな音。小さな小さな音が鳴ってる時なので余計に目立つ音、だれや?と思ったらなんとオーケストラのコンマスのすぐ後ろのバイオリンの女性が弓を落としたのです。えーー??藤岡さんは何事もなかったように指揮をしているし、え~~プロでそんなことがあるんやとびっくり。でも本当に始まってすぐだったんだから止めてもう1回やり直しても良かったのでは?って思うけど・・・。あまりにも静まりかえってきれいな音が鳴ってる時に、プロがそんなことある?いや~~本当にびっくりしたなぁ。いつも後ろの方でたくさんのパーカッションを演奏している人たち置くときに絶対音出さないものなぁって感心してたのに、こんな一番前の方で・・・・。本当にびっくりしました。あとめちゃ楽しみだったラ・ラ・ランドも前でミュージカルスクールの人たちがドタバタ踊るので曲が台無しでした。出来ればダンスのお披露目はそれだけで別途やっていただきたいと思った次第。もっとも関西フィルなのに4000円で聞けるなんてありがたい事なのでこのくらい我慢しろってこともあるかもとは思うが・・・。遠路はるばる出かけたコンサートはう~ん、まあまあかな。夏の関西フィルのサマーポップスコンサートどうしようかなと悩み中。




  QUEEN50周年展  DON'T STOP ME NOW

イギリスとロックバンドクィーンの50周年展に行ってきました。
梅田大丸で開催されています。大人当日券1800円
入り口で1人1人にうるさく言われるのが、展示物の写真はとっても良いが動画の写真を撮ってはいけません。本当にひとりひとりに言っていました。海外って著作権の事すごく厳しいものね(-_-;)
1971年の結成からひとりひとりのこと、初めてのレコーディングのこと、世界に初めて認められたこと、日本初公演の様子、危険を冒して行った南アメリカ公演のこと、そして語り草になっている1975年のアフリカ救済のための世界同時放送の「LIVE AID」のこと、そしてフレディーマーキュリーが亡くなったこと・・・関係者の証言や、印刷物、レコード、などなどたくさんの資料の展示と、有名なコンサートの映像もあって、盛りだくさんで全部しっかり見たのでたっぷり2時間かかりました。日本武道館の公演や初来日した時の映像もすごかったし、何より映画ではノーカットでやっていた「LIVE AID」の映像もありました。大きな画面を4つ並べて照明も置いてあって、日本公演西武ドームでの結構迫力あるコンサート映像がすごく良かったです。その日本公演のためにブライアン・メイが作った日本語の歌詞の入った曲もありました、映画では全く出てこなかったけど、とても良い詩だったなぁ。座って見れるのでゆっくり見れました。フレディの衣装も展示してあったりとかなり見ごたえがありました。グッズも売っていて結構Tシャツが良く売れているようで欲しいサイズはもう完売でした(+_+)
前に映画を見たときにも思ったけど、ビートルズもエルトン・ジョンもイギリスから勲章とサーの位をもらっているのに、クィーンは何ももらってないのはなぜ?ビートルズよりレコードも売り上げ記録を持っているらしいのにね。フレディーがイギリス人じゃないから?基準が良くわかりません(;^ω^) 

2022年4月9日(土)   大阪梅田大丸 13階



AKIRA FUSE CONCERT TOUR
2021-2022
 
2022年3月29日(火)
フェスティバルホール
  AKIRA FUSE CONCERT TOUR2021-2022 ~祭りのあとの歌ものがたり~

毎年1回行くのを楽しみにしている布施明さんのコンサートです。広いフェスティバルホールの広い舞台を少し両サイドに幕を下ろして狭く使っていましたねぇ。バンドメンバーは6人、キーボードとパーカッションが女性でコーラスも兼ねてました。去年と同じく始まりは♪君はバラより美しい、今年は通常バージョンでフルコーラス。知っている曲もあれば全く知らない曲もありの1時間50分のステージでした。
布施さんはいつも最初は黒のスーツに白いシャツで黒のネクタイなのに、今年は襟元がカラフル・・・と思ったら3色くらいのストライプのシルクっぽいスカーフ?マフラー?をされていて、わぁ~舟木さんの60周年記念コンサートのオープニングと同じだと思ってしまった(´∀`*)ウフフ 2~3曲歌ってさりげなく外されました。途中でバンドだけの演奏がありその間にワインレッドのジャケットにお召し替えラストまでそのままでした。
例年お客さんの評判がとても悪いと言いながら始まる「独白」と呼ばれるコーナー、歌で綴る短い物語ですが、今年は全曲日本語の歌でご自分の歌も入っている超ショートバージョンでした。評判が悪いと言われるけど、私はこのコーナーがとても好きです。特に軽いジャズっぽい曲で英語の歌詞で綴る小芝居的なのが布施さんにしかできないと思っているので大好きなのに、今年はちょっと物足りない感じでした。
その代わりと言ってはちょっと違うかもしれないけど、全編声を思いっきり出すタイプの歌ばかりで、聞いているのがちょっと疲れるな・・・と思った。でも途中のおしゃべりが去年に比べるとすごく多かった気がします。ただ、残念なのはコロナやウクライナのことは言ってほしくなかったかな・・・(;^ω^) だって時間とお金を使って非日常の空間に行くんだもの。その辺舟木さんは絶対にそういうことを言わないのが安心でますね(^・^)
ただ、お話は小難しい話から面白いお話まで幅が広くて楽しいです。そして千昌夫さんとデビューからずっと仲が良いというのをお話されてちょっとびっくりでした。だってジャンルが違いすぎるもの(;'∀')その千昌夫さんの超面白いお話を少し…千さんがコロナで家にこもり気味で気分がふさいでいたので奥さんに勧められてメンタルクリニックを受診したときのお話。先生はとても若い男性で素敵な先生だったそうです。
先生:お名前は?
千さん:阿部健太郎です(千さんのご本名です。)
先生:お年はおいくつですか?
千さん:74歳です
先生:お仕事は何をされていますか?
千さん:歌手をやっております
先生:いつからそんな風に思うようになったのですか?
このくだりを布施さんが物まねっぽくお話されて会場大爆笑でした。本日一番の盛り上がり?(*^▽^*)
今年はご自分のヒット曲も例年より多かった気がします。そして新曲というのか布施さんから日本中の人への応援歌という事でご自分で作詞された「まほろばの国」という歌を歌われました。ラストは例年のごとく♪マイウェイと♪time to say good-bye 圧倒的な歌唱力に圧倒されているうちにおしまい。特にアンコールという雰囲気じゃなく終わってしまいました。布施さんのステージも超シンプルで何も置いていません、同じシンプルなステージでも舟木さんのド派手な照明に慣れているせいかとても暗い印象でした。もうちょっと明るくしてほしいかな・・・それと少し軽めの曲も欲しかったかな…。


    映画 「ボブという名の猫2 幸せのギフト」   2020年  イギリス   92分

2016年に同名の映画があって、同じ猫とご主人の別のお話。前回はホームレスだったジェームズ・ボーエンが野良猫のボブと出会い、ロンドンの街でストリートミュージシャンをしていると、だんだん猫を連れたミュージシャンという事が有名になり、ホームレスから少しマシな生活になり、ボブとのことを書いた本が売れたという所のお話だった。今回も同じような感じだけど、相変わらずボブを連れてホームレスの人が売る雑誌ビックイシューを売ったり、街角でギターを弾いたりして生活をしているけど、かなりギリギリな生活。ボランティアや周りにいるやさしい人たちに支えられ、薬物中毒もボブとともに克服している。そんな2人がある日、街で困っている女性を助ける、これが後ですごいことになる。また同じホームレス仲間からボブを虐待していると動物愛護センターに告げ口されてその監視員たちに付きまとわれるとか、さまざま事件は起こるものの、毎日ふたりは街角に立つ。この映画も前の映画も猫のボブは本当にボブが出演していることにびっくりです。エンドロールにも「bob:himself」と書いてありました。キャットトレーナーの名前が3人あったけど、元野良猫がトレーニングを受けたらあんなにちゃんと演技ができるのにびっくりです。 物語は 街で助けた女性がイギリスでも有名な料理研究家で彼女はボブとジェームズが困っているのを知り援助を申し出てさらにはホームレスのために毎週末美味しいお食事をふるまうというボランティアを始めるのです。さらにジェームズはまた本を出します。そして少し生活も安定してきます。この映画もシングと同じように、特に悪い人は出てこず、心温まる本当に良い映画です。すべてが本当のエピソードかどうかは分からないけど、そんなことより、ボブの幸せそうな顔が良いです。ところが悲しいことにこの映画を撮影して数か月後にボブは彼の家から外に出てしまい、車にひかれて亡くなってしまいます。きっとジェームズは憔悴していることだと思います。映画では素晴らしい演技をしていたのに本当に残念です。彼は今もボブとの事を本に書いて出版したりホームレスのためのボランティアをやっているそうです。

2022年3月19日(土)   大阪ステーションシティシネマ


    映画 「SINGシング ネクストステージ」   2021年 アメリカ   110分

ミニオンズでおなじみのイルミネーションズ作品で、前回の「SING」の続編です。前回は親から譲り受けた劇場がつぶれそうになり、オーディションで集めた歌手たちでショーをやったら、それがバカ受けしてきれいな劇場ができたというストーリーでした。今回は劇場主のコアラのバスタームーンがさらに世界的なところで自分たちのショーをより一層バージョンアップしてやってみたいという野望を元に、SINGのメンバーゴリラ、ヤマアラシ、豚、象、そしてコアラの秘書イグアナを連れてラスベガスをイメージした街に乗り込んでいきます。そこでホテルの劇場でやるショーのオーディションに無理に潜り込んで、合格を勝ち取ります。そこのところはいざこざがありますがね・・・(^・^) この素晴らしいホテルの社長は狼、これが白い毛がふさふさのかなりのイケメン社長です。この社長には娘がいて、この娘が細くて足が長い。ことごと左様にキャラクターの設定がめちゃくちゃうまくできていて面白い!!今回の目玉は実際にアメリカでも大人気の大御所ロックスターU2のボノがライオンになって登場です。特に何かがあるわけでもない普通のメンバーばかりのところ、社長は伝説となっているこのライオンを出演させることを条件にします。伝説のシンガーは今は一線を退いて山奥で隠遁生活をしているのです。その交渉に行くイグアナや、コアラ、ヤマアラシ、そのあたりも見ものです、そして超楽しい。とにかく全編歌と踊り、動物たちの適材適所感が素晴らしくてもうウキウキ、めちゃくちゃノリノリの映画です。この暗い話ばかりの時期、何も考えず文句なく楽しめる作品で、スカッとします。これぞアメリカのエンターテイメント、本当に素晴らしかった。もう1回見ようと決めました(^・^) ライオンのボノかっこよすぎです。イグアナのミスクローリー面白すぎます(⌒▽⌒)アハハ! ご覧になる方はぜひ字幕版を~特に字幕を読まなくても見ているだけでもストーリーは大方分かるし、とにかく楽しい(^・^) 手拍子もしたくなるし終わった時立ち上がって拍手をしたくなりました。

2022年3月19日(土)  大阪ステーションシティシネマ

やっぱり何回見ても楽しい(^・^) 出てくる動物とそのキャラクターがすごく一致していてその動物がしゃべったならそんな感じってのが(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウンと同感(^・^)
超楽しかった、手拍子もしたいし、終わった時は大拍手を送りたくなります。もう1回みたいくらいだけど、DVDを買って楽しむことにしました。早く出ないかな・・・(´∀`*)ウフフ

2022年4月9日(土)   大阪ステーションシティシネマ