藤の花めぐり

テレビのニュースに誘われてちょこっと見に行ってみたけれど
今年は暖かくて開花が予想より早く
どちらも見頃を過ぎておりました(>_<)


野田の藤

大阪のど真ん中福島区の野田藤
日本三名藤は野田の藤、牛島の藤、春日野の藤なのだそうです。
日本の藤のルーツだそうでかなり長い歴史があります。
近くにあっても知らないことっていっぱいあります。
2016年4月24日(日)

下福島公園の藤


下福島公園にある碑
  野田藤は600ねんあまり前から「吉野の桜か野田の藤」と
その美が讃えられ、将軍足利義詮や太閤秀吉などが
野田の旧家藤亭へ来遊しました。この著名なのだ藤も近年
樹勢が衰え枯死寸前の状態になってしまいましたが、
藤家ならびに大阪福島ライオンズクラブのご好意により
ここ下福島公園に藤亭の庭を移し、同亭に残存の原木から
接木した数本の藤を移植して昔日の面影を
再現することになりました。(碑文より)

「野田の藤」は既に鎌倉時代初期には、現在の大阪市福島区玉川付近に
繁茂していたと思われます。 本来、山の木であるフジが、海岸近くに
自生し初め、それが近世まで生きながらえたのには幾つかの偶然と幸運
に恵まれたからです。
往古の昔、大阪市域の大部分は上町台地を除いて
「ちぬの海」と呼ばれる海の底でした。古墳時代になると古大和川と淀川
から運び込まれる土砂が堆積し始め、広大なデルタ地帯を形成し始め、
「浪速の八十島」と呼ばれる島々が次々と姿を現し始めました。 ある時、
その島のひとつに何本かのフジの木が土砂と共に流れ着き、たまたま日当たりのよい入り江にの周辺に根付きました。
 そのフジの蔓は、地面を這って伸び、先ずは低木を踏み台にして伸び
上がり、次第に大きな木にからまりついて成長し始めました。
そこから延びた蔓はさらに地上を這って地上茎を伸ばし四方に広がって
いき、地面にまた新しい根を根付かせた。 成長したフジの木は、
花を咲かせ、実を結ぶと、やがて、種子を包む鞘は乾燥し勢いよくはじけ
て種子を遠くに飛ばした。こうして深い入江の日当たりのいい、疎林に
沿って数百年の間にフジは一面に広がっていきました。平安時代末には
この島は「野田州」と呼ばれるようになりました。そこにあった入江は、
野田の新家付近から東方に玉川付近まで、約2km伸びており
「野田の細江」と呼ばれ、その痕跡は、明治の初期まで残っていました。 
このフジは、子から孫、孫からその子へと世代交代を繰り返しながら、
この付近一帯に数百年に渡って繁茂していました。 江戸時代には
「野田の藤」と呼ばれ全国にその名が知られるようになりました。
 (野田ふじの会HPより)
     
   
     
    福島区野田周辺では公園はもちろん、幼稚園や学校、
神社などいたるところに藤棚があり、野田藤を植えてあります。
マンションの空き地にも藤棚があるところがたくさんあります。
これは保育園内にあった藤棚 
     
福島聖天 如意山了徳院     
   
     
     芭蕉の句碑ですが、古くて読めないので
横に新しく説明の牌が作ってありました。
藤を読んだものではなくて「杜若語るも旅のひとつ哉」
杜若で有名なお寺のようです。
     
     
    ちょこっとおまけ

福島駅すぐのところにある占い商店街の途中にあったものです。

この道は大阪西天満から福島、西淀川を経由して尼崎への
物流道路であった。
西天満から堂島、梅田、出入り橋を経由して、杜若で有名な
浦江の聖天の南を通り珍しい神事が残る海老江の八坂神社のかたわら
国道2号沿いを北に進み淀川を渡る。姫島を右に見て大和田を通り
佃漁民ゆかりのちの佃を経由して、尼崎市大物町に至る街道は
古くから阪神間を直結する重要路線の一つとして、西国往来の人や、
尼崎、西宮、兵庫の商人など行き来する人が多かった。(碑文より)


こういうのを見ると昔の街の様子を思い描いてちょっと面白い(´▽`)



春日野の藤

こちらも盛りを少々過ぎてはいたものの
遅咲きの白藤が満開で綺麗でした。
ついでに奈良観光をちょこっと(^^ゞ

JR奈良駅の旧駅舎    駅前に式年遷宮を知らせるものが・・・
     
     
JRから春日大社の参道につながる道の脇にありました。

第九代開化天皇御陵です。正式には春日率川坂上陵と言うらしい。前方後円墳だそうですが、上から見ないとわからない(>_<)
でも、街の中なのに、ここだけは荘厳な感じがします。  
 
     
 猿沢の池   興福寺  東金堂
   
興福寺   五重塔   興福寺   南円堂
   
 
     
春日大社(世界遺産) 一の鳥居
ここからが春日大社になります。
JR奈良駅からまっすぐ歩いた正面にあります。
  南門
 1300年の歴史のある神社だそうですが・・・
中には建物がいっぱいあって何が何だか良くわかりません。
     
中門  御廊     東回廊
     
     
本殿
この同じ形の4つの建物が本殿だそうです。 
出来上がったばかりですが、遷宮はまだだそうです。
   
    20年に一度で、60回目の式年遷宮中です。
今次造替は平成19年の一ノ鳥居より始まり、
平成28年の御本社御本殿の正遷宮をもって完了する予定
11月に正遷宮が執り行われるようです。
とりあえず、神社の詳しいことは全くわからないので
建物を見ただけ〜(^^ゞ
春日大社の中にある万葉植物園の藤
白野田藤
   黒龍という藤
     
     白いふじと藤色の藤と菖蒲(あやめ草)
     
     
  奈良公園の広大な草地 飛火野の中でもひときわ大きな楠
1本に見えるけど実は3本の木です。

明治41年に行われた陸軍の大演習に際し、飛火野で催された
饗宴に明治天皇が臨席され、その玉座跡に記念植樹されました。
遠くから見ると一本の巨樹に見えますが、実際は三本のクスノキで、
樹齢約百年とされています。(説明板より)

広大な公園の真ん中にぽつんと有り、ハワイの日立の木があった
あの公園とちょっと似た感じがしました(*´∀`*)
 この日生まれたばかりの赤ちゃん鹿(鹿苑内)    
     


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