余部鉄橋 空の駅 に行ってきた
ついでにかにも食べちゃった(^^ゞ

毎度のことながら急に思い立ってカニを食べに行きたいと娘が言い出した。
娘の希望は温泉とかに(°д°)
私の希望はものすごい景色を見たい
出来たら灯台があれば嬉しい・・・
などなどふたりの希望を叶えるところはどこだ?
1泊だから遠くへはいけない、さらには予算もあんまりない(>_<)
いろいろ調べていたら最近日本中の温泉はとある国の人にジャックされる勢いだとか
そこへ今は春節真っ只中、ネット情報によると
温泉はさらにマナーの悪さに、日本人は逃げる他ないとか
言ってもわかる人たちではない。
それは私が一番身にしみてわかってるからそんなところには行いけない。
さらにネット情報を調べてみると、かの国の人が行かないところは
国民宿舎、かんぽの宿、国民休暇村
そういうところでは見たことがないと沢山の人達が書いている。
高級なお宿でも少ないらしいがいたという証言もある。
そういえば、有馬の瑞苑には全くいなかった(*^^)v
早速カニの食べられる国民休暇村を探してみると
山陰竹野海岸、越前三国などあるので調べてみたら
キャッ!!竹野海岸にわずかに空きがあった。
早速ネットで予約、カニもいっぱい食べられるし
前から気になっていたところも見に行ける、行こう行こう!!

2017年1月29日(日)
 大阪発10時12分 こうのとり5号 城崎温泉行に乗り、城崎で普通電車に乗り換えて餘部までいく。まずこうのとりという特急がメチャかっこいい、この電車むかしはサンダーバードとして北陸を走っていたのを塗り替えて使っているようです。サンダーバードのプレートの跡がありました(´▽`) 城崎温泉まで約2時間40分、乗り換えた電車はディーゼルの超古い電車 でも、びっくりしたことに4両編成の1両だけ豪華な車両がついているんです。グリーン車かと思ったけど、普通に誰でも乗れました。さらにはドアは自分でボタンを押さないとあかない仕組み。都会の私にとっては一瞬びっくりです。社内では車掌さんが降りるときはボタンを押して開けてくださいとアナウンスしていました(´▽`) 
 
 1986年12月28日に起きた余部鉄橋事故のあったあの余部鉄橋を見に行こうと思ったのです。あれから30年以上たっているんですねぇ。城崎温泉から単線の普通列車で6駅、35分くらいのところに餘部駅があります。地名は余部なんだけど、駅名は餘部だそうです。正式には余部橋梁というらしいです。この鉄橋を渡りきったところに無人駅の餘部駅があります。

『この鉄橋は、明治45年(1912年)に2年の歳月と33万余円 の巨費、延25万人の人夫を投じて完成されました。建築様式は トレッスル式で当時の鉄道院技師古川晴一氏等により米人技師 の意見を取り入れトレッスル(橋脚部分)の資材はアメリカより九州の門戸に送られ、3000トンの内地汽船に積替え明治43年8月余部沖でハシケに移し陸揚げされました。エピソードとして、いつもなら荒れがちな日本海が材料取り卸しの間中ナギが続き無事に作業完了となり、 また、作業員には、当時としては2万円という巨額な保険がかけられていたそうです。 山陰本線建設では最大の難工事でありこの鉄橋の完成により 事実上の山陰本線の開通となりました。 高さ41.45メートル 長さ310.59メートルの規模は当時、東洋一 としてデビューしましたが、現在でもトレッスル式鉄橋では日本一の 規模を誇っています。』というふうな説明がされています。
事故があって今は新しい橋梁ができそこを電車が走っていますが、そのすぐ横に、途中まで残った線路を「空の駅」と名づけて保存してあります。さらに古い線路の上には下を見下ろせるようにガラスになっている部分やグレーチングで下が見えるところもあります。41メートルもの高さ、私はとても見れませんでした(つд⊂)
         
 日本海が下に見える小さな駅です。    空の駅の入口と古い線路です。   左の写真のさらに奥このゲートがあり、ここからが鉄橋部分になります。
     
線路の一番先は途切れたまま保存されています。
ここまではいけませんが手前の柵から写しました。
   下から見上げると途中で途切れた鉄橋と新しくできた頑丈な鉄橋が見えます。    さらに鉄橋を見下ろす山の上から見るとトンネルを出てすぐに鉄橋があることがわかります。古い鉄橋が途切れているのもよくわかります。
         
古い線路の両側にはグレーチングがしてあって、下が見えるようになっています。下には赤い鉄製の橋脚が見えます。この橋脚の一部をベンチにして駅名の横に置いてありました。
高いところにある駅ですが、下の方に行く道が整備されています。かつて事故の時に缶詰工場があった跡には慰霊碑も建ててあり、また道の駅もできて観光バスも来ていました。観光バスの人たちがこの駅まで上がってくることはないようですが、駅に着く人たちは下まで降りていく人が多いようです。私も行きたかったのですが、電車が1時間に1本しかない上に、たまたま行った時間は40分後の電車に乗らないと次の1時間は電車がない時間帯になってしまって行けなかったのが残念です。40分で高いところまで登ったり、ちょっと下の方に降りていったりして写真を写すのが精一杯でした。それにしても本当に高いところにあります。トンネルを出てすぐに鉄橋になっているので強風の時は電車に風が当たり飛ばされるのはわかるような気がします。たくさんの犠牲者を出した事故ですが、それを教訓に立派な鉄橋ができこの先は事故が起こらないでしょう。それにしてもこのグレーチングから下を覗くとめちゃくちゃ怖いです。高所恐怖症の私には無理無理(>_<)見えている足は娘(笑)

40分後に来た電車で戻り宿泊する竹野という駅へ。本当は城崎温泉に泊まりたかったのですが、ここ数年城崎温泉は坊国の人たちに人気のようなのですが、その温泉マナーの悪さに日本人が音を上げているとのこと。なので坊国の方が絶対に来ないところということで竹野海岸国民休暇村を選びました。ギリギリだったけど取れてラッキー。
 





城崎温泉の次の駅が竹野です。駅について知ったのですが、ここはかつては北前船で栄えた港のようです。
そして駅でラッセル車の実物を始めてみました。
これで雪をかいていくんですねぇ・・・。ただ、今年は意外と雪が少ないと聞きました
びっくり先週あんなに降っていたのに(つд⊂)
でも実物を見られて良かった(*´∀`*)
ここも小さな駅だけど、この時期はカニを食べに来る人たちでごった返していました。休暇村からは電話をすればマイクロバスが迎えに来るという話だったけど、たまたま電車に乗る人を送ってきていてグッドタイミング(*^^)v
ずっと雨だったけど、雪より良い?

さすがにかにで有名なところだけに壁にはカニとイカ、このイカ飛び出していて立体的なんです(°д°)
そしてここもちゃんと温泉なので城崎温泉のような情緒はないけど、静かで良いところでした。
ただ、今日は着いてからずっと雨でせっかく目の前に広がる日本海が霞んでしまっているのが残念でした。
水平線もぼや〜〜(´;ω;`) 雪でなくてよかったのかそうでないのかもいまいちよくわからない。比較的暖かだったのは良いけど。
早めに着いたということもあるし、お昼を食べてないからお腹が減ったというのもあるし、食事の時間は選べる中で一番早くしてもらいました(´▽`*)アハハ 
透明のきれいなお湯でゆっくり温まってからかにカニ蟹・・・・・(∩´∀`)∩ワーイ
人が食べたものなんてどうでも良いと言う突っ込みにも関わらず、は〜いかにづくし・・・・この他に茶碗蒸し、焼きガニ、カニの天ぷら、最後はカニ雑炊
さらにはバイキング形式のデザートやサラダも食べ放題・・・・(´▽`)
と言われてもこの大きなカニを1匹食べるのに1時間近くかかり、さらにかにすきを食べるのに1時間近くかかり、とてもカニ雑炊なんて食べる余裕なし(>_<)
娘は何が何でも雑炊を食べるといっていたけど、お腹にはそんな余裕は全くなし。いりませんかと何度も確認してくれたけど、結局食べられなかった。カニなんてそんなに食べるところないし・・・と思っていたけど、結構あるもんです。というか身を取るのに時間が掛かり、時間をかけて食べると少ない量でも満腹になる?ってことでしょうか。そういえば2年ほど前に湯村温泉でカニを食べた時も食べきれなかったのを思い出した(^^ゞ 人のお腹には限りが有る・・・・(´Д`)ハァ… カニだけは残さず食べたけどね。それにしても国民休暇村は安いと思います。城崎温泉のちょっとお安い旅館の3分の2位のお値段かなぁ。はぁ〜〜〜満足満足でした。でも、美味しいものでも量はほどほどが良いね、当分カニはいりません。゚(゚´Д`゚)゚。

2017年1月30日(月)
次の日は乗り換え駅の城崎温泉で降りて町の散策を〜 駅周辺は既に中国語炸裂(つд⊂) 泊まらなくてよかった。
まずは大谿川沿いの風情ある町並みを見ながら外湯を巡ってみました。といっても温泉に入るわけじゃなくて建物を見るだけ。
             
城崎駅の中にも可愛いかに、そして外には玄武洞のゆるキャラ玄さんの玄武岩が置いてあって、観光地のお約束カニさんの顔だし(´▽`)

そして城崎といえば川沿いの風景です。たくさんの橋が掛かっているんだけど、ほとんどが兵庫県景観形成重要建造物です。

  

タイムスリップしたような町並みはなかなかのものですねぇ・・・(*´∀`*)

本当は7つ外湯があるのですが、ひとつ離れていて行きそびれました(´;ω;`) 古くて立派な建物ばかり。
   
さとの湯(駅舎温泉)     地蔵湯   柳湯 
         
   
 一の湯   御所の湯    まんだら湯 
街を歩いていてふと見つけました。こんなところにも幕末が・・・つたやという旅館の前に牌が建っていました。

  

蛤御門の変の後、桂小五郎がこの地で潜居したと書いてあります。それを後に司馬遼太郎さんがここを訪れた際に旅館のおかみさんや娘さんから話を聞いて記していると書いた碑もあります。興味のある方は大きくなりますので読んでみてください。手が届くくらい昔の人の話の方が私は歴史を感じますねぇ(^^ゞ

このあとは城崎文学館へ

道にはこのように文学館への道しるべが数箇所ありました。マンホールのふたにするって面白い。
ちなみに下水のマンホールは右側のもの、どこに行ってもマンホールの蓋って面白い。

この道案内に導かれて文学館へ。



     

城崎文学館は、志賀直哉がこの温泉で「城崎にて」を書いて以来、多くの文人墨客が訪れたことから、いつしか城崎温泉は「歴史と文学といで湯の街」となったそうです。
豊岡市立文学館として1996年にオープンしました。

さらに街を歩いていると野口雨情さんの歌碑に遭遇 全国にあるという雨情さんの歌碑ですが、ここにあるのは城崎温泉節の歌碑です。大谿川沿いにありました。
大村能章作曲 野口雨情作詞 城崎温泉節  最後の♪ソレヨイトコナ というのが面白い(´▽`)

もう一つ歌碑を発見
駅のまん前に大きな歌碑、こちらは城崎恋歌 

柚木由柚 作詞
弦哲也  作曲
歌唱  細川たかし

下には五線譜も書いてあるとても立派な歌碑
比較的新しそうでした。
突然思いついて行った余部鉄橋空の駅と城崎温泉、3時間足らずで行けて温泉あり、美味しいお食事あり
関西なら日帰りも可能だし、ちょっと行くには良いかもしれません。この時期は行きも帰りも電車は満席、すごい人気ですねぇ。
ただし、坊国の方は電車では来ないようで電車内では全く見かけなかった。ゆっくりくつろいで温泉とかになら香住の民宿か竹野の国民休暇村がおすすめで〜す。
帰りのお弁当はかに寿司弁当、もういらんと言っていたのに、最後に食べ納めのカニを・・・・(笑) 本当に今年の冬はもうカニ食べません(´▽`*)アハハ

つまらん旅日記、最後まで読んでいただいて感謝感謝m(_ _)m ありがとうございました。


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