今日の泰平さん〜(´▽`)

大阪新歌舞伎座3月公演、今日はどんな感じ?
私の独断の感想で〜す(^^ゞ

♪2016年3月4日(金) 初日 昼の部

いよいよ始まりました、新歌舞伎座公演。初日は2階右側1列目のお席。お話は1年前の2月公演の1年後という設定で始まります。今回は出ておられない方もありますが、ほぼ同じ配役となっています。お芝居の時間もちょっと短いかなぁ・・・と感じました。一言で言うと、特に内容があるわけでもないし、難しいことなど全くなくて、ひたすらバカバカしく賑やかなお芝居です。勧善懲悪というほど大層なことでもないくらいお気楽なお芝居です。前回でお客さんに受けたところを今回は特に強調してあるというか、お待ちかねのお客様に答えてますよってかんじかなぁ。爺の文童さんとそのお供の真木さんの息が前回以上にあっているような気がします。文童さんのおとぼけ感が半端なく面白いです。クズ屋さんの団朝さんはそのままだけど、相方の戸田さんが今回はご出演じゃなく、高井さんという方が東京弁で努めておられてそれがちょっと違和感。まあ、考えてみたら舞台はお江戸なんだからクズ屋さんも東京弁でいいんだけど、前回のおふたりのインパクトが強かっただけに今回は違和感を感じてしまうんでしょうねぇ。団朝さんとの息が合ってないけど、そのうち和んでくるかなぁ・・・・と期待!総じて皆さん顔なじみの方ばかりで安心してみていられるんだけど、私がひとつ気になったのは、ちょっとお客さんに媚びすぎかなぁ・・・・というところ。お客さんが喜ぶからといって、そこまでする?と思ったところがちょこちょこ目につきましたが、これも変化していってほしいと期待。丹羽さんの出番が多くなっていましたが、私の大好きな柴田さんの出番は相変わらず少ない・゜・(ノД`)・゜・
パンフレットの中で脚本の六車さんのコメントに納得したところがあります。(以下パンフレットより抜粋)
『誠之助は娯楽時代劇を体現したような主人公です。まさに舟木さんのハマリ役だと思います。面白い時代劇を作るための正しく優しい作法。厳しく献身的に大真面目に取り組みながらも遊び心を忘れず、しかも爽やかな色気を湛えつつ。そんな舟木さんの魅力満載の舞台になることは間違いありません。』
また演出の金子さんのコメントにも(以下パンフレットより抜粋)
『昭和の良き時代、時代劇全盛の頃には、このようなあっけらかんとした明朗娯楽時代劇がたくさん上映されていました。また演劇の世界でも軽演劇や中間演劇と言われるジャンルでたくさん上演されていました。最近ではこのような時代劇を大劇場の舞台にかける一座はあまり見当たらないのではないでしょうか。舟木一座の役者たちの確かな技量があってこそ成り立つ芝居と言えます。』
というふうに書いてありました。どちらの方の言われることもうんうんと納得するところです。下手な役者がドタバタとお客さんを笑わせるためにやっているお芝居ではないということに納得です。
多分このあと、お客さんの反応も含めて変わっていくのだろうと思います。
コンサートの方は最初はベージュのスリーピースにこげ茶のシャツ、ポケットチーフもこげ茶。ノーネクタイです。ベージュの生地は細かなチェックのような模様になっていました。途中で舟木さんプロデュースの村木弾さんが出られて、その間に舟木さんはお着物にお召かえ。
上品で春らしい明るいグレーの着物。帯は白地に黒い縞の多分博多帯。着物地は柔らかく光沢があったので綸子かなぁ・・・と思います。
とっても華やかでいて上品、舟木さんに良くお似合いでした。初日ということもあったのか、歌詞間違い多々あり(´▽`)長良川艶歌を長良川旅情と紹介したと後で修正されました。アンコールの「京の恋唄」の歌詞は超めちゃくちゃで途中作詞しきれず歌詞がなかったところ有り(*´∀`*)終わってから舟木さん歌詞を間違えましたと自己申告されました≧(´▽`)≦アハハハ ま、私たちはなれているのでびっくりは致しません。いくらベテランでも初日は緊張するのでしょうか・・・お芝居もコンサートもお客さんの入りもどんどん尻上がりになると思います←去年もそうでした。
そうそう今回初めてのことがありました。お芝居の途中、幕前でクズ屋さんおふたりのところで恭しくお盆に乗せた絵馬を5枚持ってこられて、それをお客さんに差し上げていました。舟木さんが時期時にに書きましたと言われましたが、何を書いてあったのかサイン?誰にあげるかはお二人次第ってことです。これは1階花道横か通路付近のお席でないと無理でしょう。手ぬぐい投げではなくてやっぱりボール打ち。
なぜに舟木さんは3階席を目指して打つのか・・・・(>_<) お高い金額を払っている1階の方に・・・と思う私はセコイか?(つд⊂)

♪2016年3月6日(日)   昼の部

またもや行ってきました3日目お昼の部。今日のお席は2階正面3列目。首を左右に動かさなくても舞台全体が見えてとっても見やすかった。初日ちょっとバタバタ感のあったお芝居が随分スムーズに進行しているように思いました。セリフもそこかしこで変化していたような気がします。細かいところまでは覚えていないけれどそんな気がします。明らかに変わったところは爺と佐助の切腹話のところと、クズ屋さんおふたりのやりとりのところ。何かごちゃごちゃ感がなくなった感じ。やっぱり舞台は生き物ですねぇ。演出の方が何日かは見ておられてお客さんの反応や役者さんの感じ方で変えていかれるのでしょうかね。生まれた子供の名前を呼ぶときも今日はしげちゃんしげちゃんと初日より呼ぶ回数が多かった(*´∀`*) 最後のところもかずきちゃんが殿を見送る時「頑張ってお父さん」って(´▽`*)アハハ
そう言えば、初日にもびっくりしたけれど、与一さんが花道に走って行かれる時に着物を脱いで裏返して着替えられるんだけど、その着方がなんとも素晴らしい。随分お稽古されたのでしょうか、それとも与一さんのお得意芸?素晴らしいです。
それから、舟木さんが花道にかけていくときに口に含んだ水を刀にかけるところ、あんなに綺麗な霧のようにかけるのって難しいんじゃないの?って思います。以前もなにかのお芝居であったなぁ・・・・だけど思い出せない(>_<)
今日はコンサートの時に立ち回りで刀を使うのも大きく振り下ろしたりするのが大変になってきて、年と共に動きが小さくなってきたとおっしゃっていました。年といえば、最後に文童さんと二人で花道に行かれる時、稀世さんが二人合わせて140歳、と言われるんだけど、舟木さんは私は39で文堂さんが101とか言われて、文童さんは私より2歳上です・・・・と。これもコンサートの時に舟木さんが正しくは文童さんの言われるとおりで、私のほうが2歳上ですと。遊び心満載で知らない人はどこまでが本当かって思うようなお芝居です。
でも、たった2日でお芝居がこんなに変わるなんてすごいですねぇ。今後が楽しみです。でも、やっぱりお客さんに媚びている感があるのはちょっとなぁ・・・・って思いますが、それはなくさないのかな?お芝居の最中にお客さんに話しかけるとかっていうのはやってほしくないんですねぇ・・・私個人的には。だってお芝居を見ている人はその人だけではないんだからって思います。舟木さんが普段お客さんとの距離感を大切にしてらっしゃるのと反するような・・・・なんて思ったりします。
コンサートは今日は歌詞間違いも少なくて・・・(私は気付かなかった)良かったです。長良川艶歌を全く違うのを歌ったと言って止めて歌い直し。何と間違えられたのか・・・(´;ω;`)お友達は初日の方が最初から声がよく出ていたけど今日は途中から良くなってきたって言ってたけど、私は最初から良い声だなぁ・・・心地よい声だって思いつつ聞いていました。
どちらにしても私は着物姿がこれほど美しい人は芸能界広しといえどほかにはいないと確信しております。本当に美しいです。特に後ろ姿(笑) とても御年71歳には見えません。ほれぼれ見入ってしまいました、後ろ姿のまま幕を下ろしていただいても結構です(´▽`*)アハハ
今日は京の恋唄間違いなくてやっぱり大好きな歌です。改めて聞くほどに西条先生の歌詞が素晴らしいです。
舟木さんが力を入れてらっしゃる村木弾さん、今日はわざわざ一つ言わせてくださいといってから、今日の洋服と靴は舟木さんが買ってくださいましたと言われたんだけど、舟木さんは遮ってそんなことどうでもいいと言って照れておられました、舟木さんらしい。ただ、この曲がヒットするとはちょっと思えないんですが・・・・。歌詞はよく聞いてみるといい歌詞かなぁ・・・とは思います。ロビーではCDは結構売れていましたヽ(´▽`)/ 舟木さんファンのおばさんパワーはすごいかも(´;ω;`)

2016年3月7日(月)   昼の部(^^ゞ

今日はお友達のお友達が急遽行けなくなったということでピンチヒッターで行ってきました。約束した時間より早めに着いたのはいいけど、エスカレーターに人がいない、劇場前にも人がいない・・・・あれ?わずか4日目にしてもうこんなに人が少ないのか・・・・あらら、どういうこと・・・超心配になりつつお友達を探したら、なんと今日の開演は11時だって。キャッ5分過ぎてる(>_<) どおりで人がいないわけだわ。でも良かった、こんなに人が少なくてどうするの?って思っていたんだもん(*´∀`*) で、お友達からいただいたチケットを見ると(;゚Д゚)!(;゚Д゚)!間違いかと何度も見てしまいました。なんと1階2列目中央よりちょっと右。え〜、こんな良い席なのにご覧になれなかったお友達、本当に申し訳ない(´;ω;`) 暗い中会場係りの人に連れて行ってもらってやっと着席。昼夜公演の日は11時開演やったんですねぇ・・・知らんかった(>_<) でもまだ始まったばかりで良かった。お芝居はまたまた変化していましたよ。すごいですねぇ。日々変化してより良いお芝居にしようとしてらっしゃるのがすごいです。爺の皺腹切腹のところ心なしか短かったような・・・・。クズ屋さんの団朝さんのボケ、昨日まではこぶとりじいさんのお話でしたが、今日はおじいさんとおばあさんが川に洗濯に行く話に変わっていました。私は直ぐにわかったけど、お客さんの反応悪かった(´;ω;`) ああいう些細なお話すごく面白くて好きなんだけどなぁ。雷のところも反応イマイチ、すっごく面白いのに(>_<) やっぱり前のように戸田さんのツッコミがないのがさみしいですねぇ。洗濯といえばコンサートで舟木さんもこういう歌を選択しましたと言ってから、汚れてるわけじゃないとかなんとか・・・クズ屋さんといっしょやんと笑ってしまいました(´▽`*)アハハ そうそう私は舞台の舟木さんの顔を見ることが苦手なので前の席はダメなんです。なので今日は舟木さんの足元とバンドメンバーを中心に観てきたんだけど、舟木さんの靴下はこげ茶色でした(´▽`)履きやすそうな靴だなぁ・・・・って眺めていました。そして足袋もとてもぴちっと足に合ってるなぁ・・・・ってね。さらには村木弾さんにプレゼントされた洋服、さすがに良い生地なんでしょうねぇ、シワ一つなかったですわ(*´∀`*) すぐ前を持って通られたとき絵馬に何が書いてあるか見ようと思ったのに分かりませんでした、残念。ボールは私のすぐ前の人がキャッチ、着物だと3階まではなかなか打てません、不公平ですいませんって言われましたが、席によって値段の差がある劇場で公平ってなんだろう・・・・なんて思ったりして(つд⊂) あと、高校三年生の時、歌い始めてすぐにバンドを止められたので、何が起こったのかと思ったら、ペンライトやめてくださいって。ペンライトの動きが気になって歌詞を忘れるからと言われていました。だって、真正面2列目の人が七色にチカチカするのを振っていたんですもの、そりゃあ気になるわ。でも、そんな良い席に初めて舟木さんを見る人が座ってたの?ってそっちが気になりました(^^ゞ お芝居は日々どんどん変化するのでいつ見ても新鮮な発見があると思います。今日のバンドメンバーで気になったのはスーやん、昨日シャンプーしてそのままなのか髪の毛ボサボサ、その髪の毛を振りながら指揮していたのが面白い。パーカッションのよっちゃんは、相変わらず忙しそうですが、一体いくつの楽器を演奏しているのでしょう。特に火消し若衆と喧嘩鳶の時は忙しそうです(´▽`*)アハハ 照明の蛍光灯のような照明はなぜあんなにいろんな色になるのかしら・・・LED?あれもこれも舞台の中には不思議なことがいっぱい、興味津々です。話が前後しますが、お芝居の時風早一家の子分さんがいちいち自慢げに見せる刺青、一体何をそんなに見て欲しいんだろうと思って今日一生懸命に見てみたけど、花札の赤タンでしたがあの短冊の中にまさか舟木一夫って書いてるとか?あんなに何度も何度も見せる意味がイマイチわからないのですが・・・・(>_<) 細かいところに凝るのが好きな舟木さんだから、なにか仕掛けがあるのかと思ったのですが、結論は次回までおあずけ。文童さんの表情が今更だけど面白すぎます。舟木さんがつい笑っちゃうって言われるのも頷けます(´▽`) 爺の首のところに黒い線が入っているんだけど、あれはシワに見えるようにしてあるのかな・・・それも気になる。近くで見ると役者さんの表情までよく見えてまた別の見方もできますね。でも、舟木さんに関しては私は2階から位がちょうど良いかも・・・って改めて思いました(^^ゞ

2016年3月12日(土)   夜の部

今公演初めての夜の部。前回見てから5日、お芝居はまた変わっているかしら・・・と思いながら今日は3階右から拝見。初めての3階席
でも、今回ビックリなのはお客さんがよく入ってる。夜の部はやめる人もいるというくらい人が入らないらしいのに、1階もほぼ満席、2階は両サイドと角の斜め部分が空席あり、3階も同じ。これだけ夜に人が入れば素晴らしいのでは?と思う。
お芝居はちょこちょこ変わったところがあるものの、ほぼいつも通り。初めから気がついていたけど、赤ちゃんの髪の毛ある子とない子がいる。双子ちゃんは一人ずつ、与一ちゃんは毛がない、しげちゃんは毛がある(笑) 細かいねぇ。心なしか与一と呼ぶ回数が多いような・・・。本物の与一さん分する初代ねずみさんが二代目ねずみさんと高田の馬場へ駆けつけるところで、今まで見た回はすべて成功していた与一さんの着物の裏返し。今日は残念ながらうまくいかず袖を通せず、帯も結べず頭からかぶった状態で、おかしいなぁ・・・と首をかしげながら花道を走っていかれました。最初はいつも成功だったのに、慣れてくると失敗が多くなる?マニュアル車の教習所での坂道発進といっしょかなぁ。最初は成功するのにだんだん下手くそになる・・・咄嗟にこれが頭に浮かんだ(´▽`*)アハハ その後高田の馬場に駆けつけてくるとき、佐助が爺を引っ張る紐が真っ白で太くて長くなっていました。だんだんオーバーアクションに?今回のお芝居でもこのお二人の楽しい演技が場を明るくしますねぇ。真木さんの進歩著しく感じます。大詰めの場で今日は二人合わせて140歳と言われたら、自分は40で爺は100だと言われ、また爺に私より2歳うえではありませんかと反論してはった(´▽`*)アハハ シュッと立っているお芝居より、いつも腰をかがめがちの文童さんの方がずっとしんどいだろうと思います。全体に舟木さんの出番が少な目かなぁ・・・と思ったりもします。もちろん最後の立ち回りも少なくなってるし、そろそろ終盤に向けての調整。まだまだ出来そうだとは思うけど、体力を使う部分は削って長く続けていただくのが良いのか・・・難しいところですねぇ。あと、今回のお芝居で何回見てもしっくりこないクズ屋さんおふたりの掛け合い。江戸のクズ屋さんはなんであんなに偉そうにモノを言うのか。せっかく団朝さんが面白いことを言ってるのに、あの声がそれを打ち消してしまってテンション下がるわ。川へ洗濯に行くお話面白かったのに、今日はまたこぶとりじいさんに変わってるし・・・・。雷のところも一向に笑いが起きない。団朝さんのあとあの人の言葉が面白さを打ち消してるもん。戸田さんが出られなかったら、それはそれで団朝さん一人でよかったと思うんだけどなぁ。団朝さんのぼーっとしたおとぼけがすっかり打ち消されてるのがなんにつけても残念だわ。江戸のクズ屋さんをされている方には申し訳ないけど、荷が重すぎる役だったのかも?あの妙によく通る声が耳について邪魔(つд⊂)
初めての夜のコンサート。一言で言うと退屈。一緒に行ったお友達も私も途中何度もウトウトしてしまった(゜´Д`゜) 曲名だけを聞くとよさそうだったのになぁ・・・・。何があかんのでしょうねぇ・・・・。久しぶりに聴く修学旅行は良かった。神田川ほぼ全曲ピアノ伴奏だけ、大嫌いな曲です。何が良いんだか理解不能なんです。そういえば「春はまた・・・」もピアノ伴奏だけの部分が多いなぁ・・・。衣装は最初は黒いパンツに黒いベスト、ベージュグレーのような薄いグレーのジャケット、えりは黒。ネクタイありのタキシード。ポケットチーフは白。靴は珍しくエナメル。スタンディングでは上着を脱いでベストだけ、その後黒のジャケットにお召かえ。最後アンコールでは、ネクタイを外してグリーンのジャケットで襟は黒。白のポケットチーフ、ほんわり折ってありました。このグリーンにびっくりです。カーテンが上がったらどよめきが起きました。なんともど派手というかびっくりするグリーン。もうちょっと白っぽいのにするか沈んだ色にするかなんとかならなかったのかと思うほど、蛍光グリーンのような感じでほんと派手な色です。しかもサテン地で光沢があるから余計に派手。舟木さんには似合わないわ(つд⊂) 淡い色の方がお似合いになると思います。いっそ赤の方が良いかも?とりあえず大胆極まりない色でした(゜´Д`゜) でも、もういろんな色をきつくして色を選ぶのに困るとおっしゃっていたから思い切ってこの色にされたのかしら? 大きな歌詞間違いもなく、久しぶりに君ふりのスタンディング、ボールは遥か彼方の右左・・・。アンコールの幕が開くやいなや、村木さんの新曲の宣伝をしてはりました。力入っていますねぇ。 今日も無事につつがなく全て終了しましが、私は昼の部のコンサートの方が好きかなぁ。

2016年3月14日(月)   夜の部

またまた行ってきました、夜の部です。今日は6列花道すぐ横のお席、キャッ(;゚Д゚)! 花道を通る舟木さんは見れません(>_<)
お芝居は特に大きな変化もなく、粛々と・・・・?いや賑やかに進んでおりました。前回失敗だった初代ねずみ小僧の与一さんの着物の裏返しされるところをよく見ていると、下に置いたときに裾を上手くたくしあげて短くして手を通しやすく工夫してはりました。そのおかげかしっかり着ることができて与一さん、とっても良い笑顔で花道を入っていかれました(*´∀`*) 熱演の文童さん、お近くで拝見しているとお顔を見ているだけでも吹き出してしまいそう。舟木さんが文童さんの顔を見ているだけで笑いをこらえるのがしんどいとおっしゃっていたのもうなずけます(´▽`) 富市さんのお店で、佐助さんとカウンターの向こうでなにかゴソゴソ物色したあと、佐助さんはお皿とお湯呑みを机に置いて何か食べていますが、あれってメザシを本当に食べているんですよね。お茶もおんものだといいのだけれど・・・食べ方が面白い。横のおふたりの会話にも反応しつつ、メザシを一匹全部食べてはる、細かい演技が面白いです。最後の場面の爺とお殿様のやりとりも文童さんが見るたびにセリフや動きを変えてはってメチャ楽しいです。舟木さんも本気で爺をセンスで叩いて、謝ってはったり、おふたりの気持ちが通じてるんだなぁ・・・ってね。今日も爺は100歳、私は40歳って言ってはった(´▽`) その時のえ〜(;゚Д゚)!という文童さんの演技がメチャ自然で面白いんです。楽にはどう変化するのか・・・・これ以上くずしようがないかも?クズといえばクズ屋さんのおはなし、今日はおじいさんとおばあさんは川へ洗濯に行きました。って言うと、江戸のクズ屋さんが落ちがないんじゃないかって、落ないから二人で洗濯してるって説明もちゃんとしてはった(´▽`*)アハハ  説明せんでも笑ってあげようよ・・・・私は最初からすぐわかったのになぁ・・・・(>_<)
雷の話も袖に引っ込む寸前で、イマイチ伝わってないわ。雷はうるさいなぁと団朝さん、江戸のクズ屋さんが、後ろから「なるほど〜」って。
すぐわかるよねぇ・・・・(´▽`)「雷は鳴るほどうるさい」だよって、お隣のお友達に2回説明してやっとわかってくれた、遅っ!(>_<)
橋蔵さんの33回忌ってこともあっての銭形平次のくだりはよくわかるんだけど、ちょっととってくっつけたって感じがしなくもない。何でもありのお芝居だけど、あそこでいきなり「俺の親父はなぁ・・・」ってのもちょっとなぁ・・・・もうちょっとこんなに直接的でないやり方もあったのでは?って思います。音楽も赤ちゃん誕生の音楽もわたし的にはちょっとなぁ・・・・もうひと工夫欲しいところです。わかりやすすぎる・・・・(゜´Д`゜) とまあ何回も見ると気になるところも増幅するわけです。そんなこんなのお芝居は楽しいうちに幕。
コンサートの方も特になんということもなく進んで、日本の名曲、今日はリバーサイドホテル。ラブコンでもよくうたわれるこの歌、舟木さんはお好きなんでしょうが、私はこの歌は好きだけど、この歌を舟木さんが歌うのが好きじゃないんです(>_<) なのでア〜アッと思っていたら、な、なんと始まった途端に引き込まれるアレンジ。チャチャチャのラテンアレンジ。ほかの日は2曲のところこの回は1曲、だからとっても長い。ピアノ、ギター、ドラム、サキソフォン、パーカッション、コーラスそれぞれのソロパートもあり、舟木さんはそれを後ろを向いて時々合いの手を入れつつノリノリ、超カッコ良いアレンジです。ご本家が歌うのより素晴らしいアレンジで聞けて良かった(∩´∀`)∩ワーイ 何度も聞きたいアレンジです(´▽`) 歌ってアレンジでこれほど変わるんだって改めて思いました。そして歌い終わって、この歌詞が不思議なのでと歌詞カードを出してきて1行ずつ読んでおかしいとか、ここはうんうんこれでいいとか解説。2番の歌詞も1行ずつ読んでは考釈をひとしきり、一人でうんうんと納得したり、楽しかったです。「どうせ二人は途中でやめるから・・・」と読んで、結局途中でやめるんですと何やら意味有りげな笑い(゜´Д`゜) 全部終わってから、これは毎回やりませんよ、今日だけだから帰りに20円余分に払ってって(´▽`*)アハハ そうだったら得した気分(´▽`) お昼も今日から変わって娘船頭さんと潮来笠を歌いましたと言われたんだけど、パンフレットと違うから冗談かと思った。特に説明もなかったけど、どうやら本当にパンフレットとは変わったみたいです。あらら・・・・十三夜と明治一代女はどうするの?潮来笠って本気?と思ってしまった(´;ω;`)お客さんが妙に喜ぶから?悪い趣味だわ(>_<) 夕笛のイントロ、原曲に近い感じでとってもいいです。フルートの音色いいですねぇ。 アンコールのあのジャケットも最初に見た時ほどびっくりしなくなった、慣れって恐ろしい(*´∀`*) 今日はラテンアレンジのリバーサイドホテルを聞けただけで大満足のコンサートでした。次はもう楽日しかいかないので、曲目が変わる。でももう1回聞きたいなぁ・・・・(´ε`;)ウーン…

2016年3月20日(日)   昼の部

いや〜何回目かなぁ・・・・数えるのは止めとこう(´;ω;`) 今日は3階正面で拝見してきました。 コンサートの日本の名曲のコーナーの曲目がパンフレットと大幅に変わっているし、毎日面白いことになってるというので急遽行って確かめよう!ということになりました。すぐに話がまとまる舟友さんがいるのが嬉しい(´▽`)
お芝居は大きな変化はないけど、ちょこちょこ変わっています。取り上げたらキリがないくらいちょこちょこね。ひなさんが出て来るところも始めの頃は打掛の前を閉めたままだったのに、いつからか出て来たら一度大きく前を開いてお腹を見せて、爺に蹴ったと言ったりしています。確かに最初見たときはお腹が大きいというのは話が出るまで気づかんかった。ちょっと太く感じたけど、打掛を着ているせいかと思ったもんね。だから初めての人にアピール?爺と佐助の演技もどこか大きくなってきたような・・・・。でも息が良く合っています。文童さんのお顔を見ているだけで面白い。舟木さんが気を緩めたら笑ってしまうっているのも頷けますね(´▽`) 赤ちゃんの名前を呼ぶところも与一与一と稀世さんが楽しそうに呼んでいるのも面白い。おふたりは多分幼馴染みたいなもんでしょうからね。最後の場面で爺が殿にお供いたしますと言うと、舟木さん「お茶のお供みたいな顔をして」って・・・文童さんえ〜ととぼけた顔をされたのが妙に面白かった。
クズ屋さんおふたりのところはやっぱり何度見ても江戸のクズ屋さんがせっかくの団朝さんの面白いお話を打ち消してしまってる・・・。この分だと最後までちょっとちぐはぐで終わりそうです。ま、戸田さんとの息が合いすぎていたから違和感があるのかもね。出番も多くてお客さんを引き付けないとあかんところなのにもったいない気もします。
コンサートでは名曲のところで、A・B・Cの曲目を上げて拍手で決めますと言って拍手を求めておいて、何も拍手が多いのを歌うといったわけじゃない。どれがいいかと聞いただけ、決定権は僕にあります・・・と舟木さん。でも、今日は素直に一番拍手の多かったのを、と言ってバンドの方を向かれて楽譜の用意はいいかと聞かれました。バンドの方もバタバタと楽譜を用意、大変だわ。パンフレットにはAの十三夜と明治一代女の2曲を印刷してあるけど、元から選択方式の予定?それとも途中から舟木さんの気まぐれで始まった?でも、拍手させておいて、多いのを歌うといったわけじゃないって・・・・確かにそうなんだけど、何だか笑ってしまいました。あと、その人は昔では作詞ではなく「作」作曲ではなく「音楽」歌ではなく「歌唱」なんておっしゃって、過小とか言われたけど会場シ〜ン、受けなかったからやめようとぼそっと言われたのもわたし的にはおかしかった≧(´▽`)≦アハハハ クズ屋さんの落とし噺にも反応悪いしなぁ・・・大阪人なのになんで?って思う私(´;ω;`)とりあえず本日の名曲はBの娘船頭さんと潮来笠の2曲。わたし的には明治一代女か船方さんが聞きたかったかなぁ・・・。
そして相変わらずお着物姿が美しかったです。着物では打ちにくいと言いつつも3階に3つ入りました。もちろん私とは全く無縁のところへ・・・(´Д`)ハァ…やっぱり縁が無いわ。でも高いお値段を払って入っている1階の方に上げればいいんじゃないの?と思うのは私だけ?舟木さんが公平にと思うけど、なかなか打てないと言われるけど、公平とは何をして公平なのか?それを言えば、あの絵馬は1階席にしか行かない。しかも配っている方の気分次第、それもどうなの?なんてね(^^ゞ 申年の方・・・とか言って団朝さんは配ってはったけど、それも自己申告でしょ?などブツブツと3階から高みの見物でした。
2016年3月20日(日)   夜の部

昼に引き続き夜の部へ。今回は何故かうまいことお昼と全く同じ席、3階正面です。夜はリバーサイドホテルが聞きたくてもう一度行くことにしたのです。本当にセンスの良いラテンのアレンジが心地良いです。
まずはお芝居だけど、特にこれと言ったアクシデントもなく無事に終わりました。ただ、見るたびに殿の赤ちゃんを抱かせて欲しい・・・という場面、なかなか奥方様にそれを言い出せないところ。爺にも抱かせてくださいと言うまでの時間、どんどん長くなっているような気がします。文童さんのお芝居が面白いけど、でも爺が子供の頃からお世話をしてきた殿の子供が生まれて嬉しいという気持ち、すごく伝わってくるうまい演技だと思います。笑わせる中にもそういう心あたたまるものを感じるのも文童さんの技量でしょうねぇ。その横で佐助が呑気に目指しを食べているのもまた面白いです。毎回大きな目指しをパクパクとね(*´∀`*) 最後の江戸へ行くという殿に、爺もお供します、という場面も文童さんと舟木さんのお芝居がいつも違っていて素で面白い。文童さんのエーッ?というお顔が超面白いです。一生懸命大真面目にされるから余計に面白いのでしょう。あまりに毎日ちょこちょこ違っていると楽日にはもう遊びようがないのでは?って思ってしまいます。
赤ちゃん誕生のシーンで産婆のおりんさんのたすきのかけ方とっても綺麗でお上手、といつも感心してみています。その横では同心の山内さんもたすき掛けして七輪でお湯を沸かしてはるのも面白いし、たらいにお湯をためるのに、小さな土瓶を何回も持ってきて入れてはるのも面白い。そんな大きなたらいに土瓶って・・・と私は一人で突っ込んでいます≧(´▽`)≦アハハハ 小さいけど面白いことがあちこちで・・・。赤ちゃんのお顔がみんな違ってるらしいので楽日に行ったら双眼鏡で見てみよう・・・(*´∀`*)
最後の二人合わせて140歳のところでは、ここんとこずっと「爺が110歳で私は30歳」と・・・今日は爺がそれは若く言いすぎだというてはりました。その時のエーッという文童さんのお顔がまた面白くて、舟木さんも今日は笑ってはりました。なんにつけても毎日ちょこちょこお遊びがあって、みなさん楽しそうです。気心のしれた舟木座組の雰囲気がそのまま舞台に出ている感じが微笑ましいです。
コンサートは特にびっくりする間違いもなく、私の聴きたかったリバーサイドホテル。やっぱり超楽しいアレンジです。バンドメンバーをニコニコしながら見ている舟木さんもこれまた良いですねぇ。良い信頼関係が伝わってきます。歌い終わってやっぱり歌詞がおかしいといくつか歌詞を言いながら講釈を言うてはった(´▽`) 確かにそうだけど、陽水さんの歌はそれだから面白いのかもねぇ。そう言えば、夕笛の出だしのフルートちょっとおかしな音を出してはったけど、あれは罰金もんなのでしょうか・・・・?(´▽`) アンコールのあの目の覚めるようなグリーンのジャケットも最初見たときはびっくりしたけど、だんだんなれて今日はびっくりしなかったわ。結構綺麗な色かも?なんて思ったりします。グリーンというよりエメラルドクリーン?ま、ちょっと派手目ではあるけど、いいなじゃないの?それにしてもご自分のCDをあんなに一生懸命に売り込まないのに、村木さんのCDには力が入ってます。舞台で自分のCDを買ってなんて一度も言われたことがないのにね。しかもくずやさんまでロビーで大きな声で売り込んではるし・・・・(´;ω;`) あと74枚買ってもらえたら1000枚になりますって。細かい数字まで言うてはりましたけど、それってすごい数字なんだそうですよ。初日から今日までで926枚って。この公演が終わったらぱたりと売れなくなったらそれはそれで村木さん力落とされるのでは?と心配になります。夜は村木さんの出番がないのに、わざわざ時間を割いてデビューのいきさつ、プロデュースのいきさつを話して買ってくださいと売り込み。船村先生はどう思ってらっしゃるのでしょうねぇ・・・。
さてさて、次はいよいよ楽日です、終わるとなるとさみしいです・゜・(ノД`)・゜・

2016年3月23日(水)   千秋楽 1回公演

いやいやいや、とうとう来てしまいました最後の日。始まりがれば終わりがある仕方ありません・゜・(ノД`)・゜・
お芝居は元々お遊び半分みたいなお芝居なので、真面目なお芝居を崩すのとは違って、そう大きく変わったところはありませんでした。
舟木さんが出ていないところではみなさん普通にお芝居してはりました。まずまず、木の陰から登場の舟木さん派手な絵の扇を持って出てこられて、それを会場へポイ(°д°)。1列目の方思わぬプレゼントでよかったね(´;ω;`) 今日は1階だけど一番後ろなのでそんなことには全く関係なく遠めに拝見しておりました。 二代目ねずみ小僧がお江戸へかけていくところは私も行くと一緒に走っていかれて、残った奥方はプンと怒ったお顔をされていました。そうそう、最後にカゴのところでお殿様の着物から遊人の着物に着替える時、いつもより早めに出ていきたい舟木さん、でも、いつもどおりに着物をゴソゴソと着替えさせてる衣装さん、その衣装さんを引っ張り出してこの人がさっさとしないから・・・とかなんとか言いながら黒子の衣装さんを紹介されていました。私は舞台の袖から出てきて手伝ってるのかと思ったら、カゴの中に入ってはったんですね。カゴの中とは狭いところで大変だったでしょう。時々バリバリとマジックテープをはがすような音が聞こえてたけど・・・(*´∀`*) 衣装さんお疲れ様でした。文童さんと真木さんは最後まで楽しいお芝居を見せていただきました。舟木さんも文童さんをかなりいじって楽しんでらしたように思います。きっと何をしてもしっかり受け止めてもらえると信じてのお芝居でしょう。でも文童さん時々エーッと本気で困ってはったのが面白いです。最後に花道をお二人で行かれる時も舟木さんに切りつけられて文童さんびっくり、切られた真似をしてはった(*´∀`*) 子供の名前はかずきちゃんが本名の楠木正成からとったとか言って、文童さんもそれに答えてそれは良い名前と返してはった、さすがです。途中の長屋の場面では去年の着物を着て出てきて、丹羽さん衝立から出てきたとき本気でびっくりしてはった(´▽`) 
←この着物です。細かい事を言っていたらキリがないので、とりあえずは無事に千秋楽を迎えられたことがなによりです。
本当に楽しいお芝居をありがとうございましたm(_ _)m
そしてコンサート、まずプレゼントを取りに出てこられたので、いつもと違うバージョンとすぐに判明ヽ(´▽`)/ ジーンズに白地に前身だけカラフルな色の縦縞のシャツ。靴はよく見えなかった(つд⊂) ものすごい量のプレゼントでした(´Д`)ハァ…
幕が上がると濃紺のスリーピースに白いシャツ、ノーネクタイでポケットチーフも白?とってもすっきりしていて素敵です。最後までお着替えはありませんでした。途中村木弾さんが出てこられて、しばらくお話をして歌われる時舟木さんは横のバンドの前でずっと舞台におられました。暗いライトの中でシルエットのような舟木さんも素敵でしたよ(^^ゞ 歌い終わった村木さん何か話したそうだったのに、袖の方へ舟木さんが手を向けられたので村木さんは即退場。ちょっとそっけないやん・・・と思ったりしたけど、今日は特別バージョンやし早く自分のワールドに戻したかったのかなぁ・・・なんてね。最初の星の歌のところ全曲予想通り(*´∀`*) そのあとの霧の歌も予想通り、きゃ〜、わかりやすい選曲・・・と思っているとそのあとは超嬉しい、夢のうたで夢ん中、熱き心に、超久しぶりに聴いて感激、2曲とも大好きです。田舎の教会もめちゃくちゃ久しぶり、大好きな曲だけど、せっかくのボール投げもあったからスタンディングでも良かったのになぁ。もちろんボールなんてなんの縁もありません・゜・(ノД`)・゜・ ラストコーナーのご自分の歌ではとんでもなく久しぶり?というより初めて生で聞いたかも?という古い歌。西海岸、晴れすぎた朝に、終わりになるほどに声量も半端なくてびっくりポン。あまり好きじゃなかったららばいもとんでもなく良い歌に聞こえました。この夢ん中からラストまで圧巻の歌声、うっとりしてしまいました。そしてアンコールが終わり階段から降りてきて舞台下手、上手、中央と丁寧にお辞儀をされた時、後ろの方から自然とスタンディングオベーションが起きました。お〜これが本来のスタンディングオベーションの姿じゃないの・・・もちろん私も立って拍手を送りましたヽ(´▽`)/ 1ヶ月セリフを言って、歌を昼夜歌い、最後の最後にあの迫力の歌、なんとすごいことでしょう。本当に本当に感動のうちに幕を下ろした新歌舞伎座公演、本当にありがとうございました。
特に要領を得ないグダグダな感想を最後まで読んでいただいて感謝でございますm(_ _)m